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Vol.688 雨の日のけがに注意ー傘の持ち方にも気を付けて!ー

高齢者が雨にぬれたマンホールで転倒 横持ちにした傘の先端で、後続のこどもがあぶない

梅雨の時期となりました。この時期は、高温多湿による体調変化にも注意が必要ですが、雨でぬれた場所や傘などにより、けがをするリスクもあります。今回は、梅雨の時期や雨の日に注意が必要な事故の例やポイントをご紹介します。

事故事例

消費者庁には、梅雨の時期や雨の日に注意が必要な、ぬれた路面や床面での転倒事故の他、不注意な傘の扱いによる事故や防水スプレーの吸い込みによる事故などの情報が寄せられています。また、東京都生活文化局からも傘による危害の事例が報告されています。

  • 「雨でぬれたマンホールの上を歩いたとき、滑って頭や尻を打撲。」(80歳以上)(※1)
  • 「雨のためにぬれていたマンションのタイル製の床で滑って転倒。右前額部をぶつけ、負傷。」(5歳)(※2)
  • 「階段を上っているときに、横持ちしている人の傘の先端がみぞおちに刺さった。」(20歳代)(※3)
  • 「自転車のハンドルに傘をかけて走り出そうとしたところ、前輪に傘が引っかかって転倒した。車体が後ろから覆い被さり、かごが後頭部にぶつかり負傷、2針縫合した。」(10歳代)(※2)
  • 「室内で防水スプレーを2/3本使用し、その部屋で就寝した。翌日息苦しさがあり、救急搬送された。肺炎と診断され、通院。」(40歳代)(※1)

注意するポイント

  • ぬれた路面や床面での転倒に注意
    屋外にあるマンホール、側溝の蓋、タイルの歩道や施設内の床、階段などは、ぬれると滑りやすくなるため、転倒に注意が必要です。
    • 雨の日は、靴は滑りにくいものを選び、靴底がすり減っていないか確認しましょう。
    • ぬれた床面などはなるべく避けるようにし、歩くときは滑らないよう慎重に歩きましょう。また、施設内では雨のしずくで床をぬらさないよう傘袋などを利用しましょう。
  • 傘でけがをしない、させない
    傘の使い方や持ち方によっては、自身がけがをするだけでなく、周りの人にもけがをさせるおそれがあります。傘を持ち歩くときは、傘が人を傷つける道具になり得ることにも意識を向けましょう。
    • 傘を持つときは、横向きや斜めにせず、持ち手を持ち、石突き(先端)が真下(地面・床面方向)に向くようにしましょう。
    • 傘を自転車のハンドルなどにかけることは、車輪に巻き込まれる事故などにつながるおそれがあり危険です。なお、ハンドルなどにかけることが、道路交通法違反となる場合もあります。
  • 防水スプレーを使用するときは換気の良い場所で
    フッ素樹脂などの撥水成分を含んだ防水スプレーは、細かい噴霧粒子が肺深くに到達し、呼吸器障害などの中毒症状を起こすおそれがあります。
    • 使用するときは、周りに人がいないかを確認した上で、マスクを着用し、風通しの良い屋外で、風上から風下に向かって使用しましょう。
    • 顔の近くで使用することや一度に大量に使用することはやめましょう。
  • ※1:事故情報データバンク:消費者庁が(独)国民生活センターと連携し、関係機関から「事故情報」「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システム(平成22年4月運用開始)。
  • ※2:医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和8年6月時点で28機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
  • ※3: 東京都生活文化局「その持ち方、危険です!~「傘の安全性に関する調査」を実施しました~」

担当:消費者安全課